旅慣れた方向けの「マニアック、日光観光」その4 秘湯 - 湯西川温泉
平家落人伝説が今なお息づく山里のいで湯
1月下旬~3月上旬のかまくら祭では、沢口河川敷に並ぶミニかまくらに、ローソクのあかりが灯され幻想的な風景が広がります。
湯西川温泉は、川治温泉エリアにあり、かつて平家の落人たちが隠れ住んだ場所として知られています。
落人伝説は今も息づいています。 平家落人の生活様式や古い史料を展示した「平家の里」「平家落人民俗資料館」、平家落人の菩提寺と伝わる「慈光寺」、平家落人の子孫が発見したといわれる温泉…。そして、この地域では現在もこいのぼりは上げず、ニワトリを飼わない。平家落人が身を隠すために工夫した風習です。
「味噌べら」などの落人料理を囲炉裏端でいただき、渓谷沿いの露天風呂に身を委ねる。ひたすらに息をひそめ時代の流れを待ち続けた平家落人の生活を思う時、何ともいえない哀愁が漂ってきます。
※落人(おちうど)>>
落ち武者。 戦いに敗れて逃げ落ちる人のこと
アクセス
・公共交通機関でのアクセス
野岩鉄道会津鬼怒川線「湯西川温泉駅」から湯西川温泉行きバス乗車約25分
・車でのアクセス
日光宇都宮道路今市ICから約60分